jin-仁- ドラマは漫画が原作
DVD4巻にはドラマの6,7話が収録
jin-仁- ドラマ6話より
ペニシリンという江戸時代には存在しなかった薬を作り上げ医療の針を進めてしまった仁
その噂は江戸庶民の間でまたたく間に広がり、ついにはお札になるほど
そんな噂が奥医師の集まりである医学館にまで届き仁は対面を申し込まれるのでした。
この医学館というのは、当時の日本で本道(漢方医学)の最高峰とされる所で、
緒方洪庵(武田鉄矢)達も属する西洋医学所を快く思ってません
護衛の竜馬と恭太郎とともに医学館を訪れた仁(大沢たかお)は、多紀(相島一之)に素性を問われます
仁の身元が、全く分からないと責める多紀。
恭太郎(小出恵介)は記憶喪失だと説明するが、多紀は
記憶がないというのに、医学だけを覚えているとは道理が通らぬ、それは都合よすぎると、なおも仁を問い詰めます
だがその時、同席していた福田玄孝という男が腹痛を訴え倒れてしまいました
仁は福田を診察、結果、胃潰瘍穿孔だと診断します
はからずも医学館の面々の前で緊急手術をすることになった仁
ほどなくして手術道具を持って咲(綾瀬はるか)と佐分利(桐谷健太)が仁の元へ、
こうして福田の手術が始まりました
ですが開腹手術を初めて見た咲はうろたえ手術助手を失敗してしまうのです
この時、意外にも落ち着きを見せ助手をしたのが佐分利でした
(*これには理由があり、それが後で重大な結果をもたらすことになります)
手術を見守る医学館の面々、その前で神がかり的な腕を振るう仁。
仁の力量を目の前で見せつけられ、その神がかり的な技量の前に
自分達の存在価値が根本から覆されることに恐れをなした医学館の奥医師達は嫉妬します
仁たちが手術をしているその頃、吉原の長屋で全身を切り刻まれた女郎の死体がみつかります。
傍には佐分利のメスが落ちていたと西洋医学所に知らせが入ります
(*佐分利が開腹手術を見ても動じなかったのがここにつながります)
この事件は緒方一派を蹴落とさんがために仕掛けられたワナだったのです。
西洋医学所内の派閥争いですね
佐分利が仁の技量を目の当たりにして触発されその領域に近づこうと当時としては特別の許可なくしては禁じられていた腑分け=人体解剖を秘密裏に行っていたことを利用されたのでした)
女郎の遺言書が見つかったことで結果的に佐分利にかけられた嫌疑もはれ
殺人に関してはおとがめなしとなったのですが責任を取る形で
佐分利とともに緒方洪庵も西洋医学所を去ることになったのでした
仁は自分の行為が歴史を狂わせることになったと思い、翌日自分が責任を全て負い西洋医学所を去ることに決めます。
そんな仁を龍馬は罵倒するのでした
仁には自分がこの時代で生きているという実感がわかずにいたのですがこの後起こる事件で
咲と野風に助けられて生きていることを実感することになります
*ちなみに佐分利は原作漫画では第5巻から登場します