jin-仁-ドラマは漫画が原作
jin-仁-ドラマ 完結編 第3話のネタバレ
牢名主(宇梶剛士)が苦しみだしたため仁への暴行は中断します
原因は耳の中に虫が入ってしまった為でした。
仁は「耳の中に油を入れて虫を殺せばいい」と助言し、牢名主を助けたのでした
かろうじて一命をとりとめた仁に翌日、「命の蔓(いのちのつる=賄賂)」が届きます
誰が届けたのかは判りません、100両もの大金でした。
これにより牢名主は仁を大牢の中の階級制度で添役と言われる役につけようとします
役につけば畳の上で足を延ばして寝ることができます
平囚だとこのような訳にいかず座したまま寝ることになり、体力も奪われ死に至る確率が高くなります
仁(大沢たかお)は自分が添役を辞退する代わりに平囚の環境を改善してほしいと牢名主に頼みますが
牢名主は聞き入れるどころか「こいつをぶっ殺せば、添役が空くぞ!」と言い、仁を亡き者にさせようと平囚を煽ります
ところが平囚達は、今までのうっぷんが爆発!暴動を起こし、役についてる囚人達に襲いかかります
軽く小突かれただけの牢名主が、突然倒れます・・どうやら息をしていないようです
牢名主を診た仁は心室細動を起こしているようだと診断。
AEDもないこの時代、前胸部叩打しか手段はありません。
仁は拳を固く握りしめ、頭より高くもちあげて一気に振り下ろしました
その後すかさず心臓マッサージを施します
仁の治療のおかげで牢名主は息を吹き返します、これを見た大牢の囚人たちは
仁のことを神だ仏だといい、その場にひれ伏したのでした。
仁が大牢に入れられたという知らせをきいた勝海舟(小日向文世)は、
「1人だけ力になってくれるかもしれないお方(一橋慶喜)が居る」と言い、橘恭太郎(小出恵介)に京へ上るように頼みます
牢名主を助けたことにより人望を集めた仁は彼らが独占していた畳を大牢に敷き詰められることに成功します
一方、坂本龍馬(内野聖陽)と共に京へ登っていた恭太郎は龍馬の案内で旅籠で人を待っていました、それは
慶喜に同伴していた火消し「を組」の頭・新門辰五郎(中村敦夫)でした。
「あの男を失うことは江戸の損失になるってことを御上はわかってんのか!?」と龍馬に迫るのですが・・・
佐分利祐輔(桐谷健太)は奥医師の松本良順(奥田達士)と会いそこで
和宮(黒川智花)が倒れる直前にお茶を飲んでいたことを知らされます。松本医師は、ヒ素はお茶に含まれており、お茶が安道名津(あんドーナツ)にかかったのではないか?と推測するのですが・・
調べようにも、この案件は多紀率いる医学館に調査するように命が下っていたのでした。
同じ頃、仁の無実を信じる福田玄孝(佐藤二朗)は、医学館の多紀(相島一之)の元を訪れ
「南方先生はやっておりません。公正なお調べを。助けていただければ、私はいかなる事でもいたします」と直訴します
多紀は「まるで、公正な調べをしていないかの言いぐさじゃの。みだりに人の命を奪うようなことはせぬ。去れ」と追い払うのでした
そうこうしているうちに仁(大沢たかお)の取り調べが始まります
身に覚えのない仁は罪を認めようとしません
(*この時すでに多紀率いる医学館の調べで安道名津からヒ素が検出されたことが判明していたのです)
業を煮やした役人から容赦ない拷問を受けます。
雨の中縛られたまま吊るされ、竹で叩かれた後、放置され・・
でも仁は罪を認めません
お調べはどんどんきつくなっていきます。
御上としては和宮毒殺未遂という非常にデリケートな問題を仁に罪を着せて一件落着としたいという考えのもとで拷問を続けていますから責めも次第にエスカレートしていき、ついには石を抱かされることに・・
(*石抱き・・・そろばん板の上に正座した状態で50キロある石の板を一枚ずつ重ねていく拷問)
役人は、口を割らねば咲にも同じ責めを負わせる事になると言い出します
仁もこれには、ねをあげ、
”冤罪でもしょうがない、咲さんを同じ目に合わせるわけにはいかない、”
罪を認めようとしたその時、奉行所からの呼び出しを受け、拷問は中止に・・
仁は籠に乗せられ奉行所送りになってしまいます
移送中の籠を止め、語りかける者が・・
龍馬でした。慶喜の助命嘆願書を携え恭太郎と共に京都から駆け付けたのです
しかし、役人に嘆願書を偽物と決め付けられ一蹴されてしまいます
必死になって仁の無罪を訴え食い下がる龍馬、取り合わない役人、遠巻きに見ているだけの庶民に対し、仁のこれまでの貢献ぶりと功績を訴えかけます
「こん国はいつからこんな恩知らずになったがか~」
訴えむなしく去っていく籠。
奉行所に着いた仁をまっていたお裁きは
”構い無し”(=無罪放免)という、耳を疑うものでした
奉行所の外で待っていた仁友堂の面々、そこには先に放免された咲の姿も
仁に駆け寄る咲、足元にすがりつき
「今宵は何をお召し上がりになりたいですか?」涙ながらに問いかけます
「あげ、揚げ出し豆腐を・・・」
こうして絶対絶命のピンチをなんとか切り抜けた仁でした。
和宮毒殺未遂事件の黒幕は野風の岩を見抜けずにお大名からダメだしをされた奥医師の三隅俊斉だったのです
三隅俊斉は自分の腕の未熟さを棚に上げ、仁と仁の技術を妬み、深い恨みを持つようになっていたのでした
後日、松本医師から医学館の多紀がヒ素がついた茶碗をみつけたこと、奥女中がヒ素をあおって自殺したという事件の顛末を聞かされた仁は
医学館の多紀の元を訪れます、そしてなんと今回のお礼にとペニシリンの製造方法を記した書を差し出すのでした。
医は仁術・・この国の医療の発展のために垣根を越えて役立ててほしいという仁の願いがそこには秘められていたのです
大牢に入った時に蔓を用立ててくれたのが多紀ではない事を知った仁。
山田から話を聞いた龍馬とともに、蔓は仁友堂からいなくなった野風が用意したものと推測します
急ぎ野風を探しに行こうとする二人でしたが、なんと
野風が馬に乗り西洋風の出で立ちで仁友堂にやってきたのです!
野風はフランス人貿易商ジャン・ルロン氏の洋妾(ラシャメン)となっていました
聞けば仁友堂を飛び出した野風は身売りをしに横浜へいき、そこで野風を探していたという男に呼び止められ、男の雇い主、ルロン氏と会うことに
ルロン氏と会った野風は自分を身請けしてもらうことにしたというのです
主さん(ルロン氏)と一緒にいると笑顔になれる自分がいる、だからこれからは自分の心配はしないで自分の幸せを考えて欲しいと話すのでした
仁友堂を後にする野風、咲の手を取り、仁と幸せになってほしいと言い残します
野風一行を見送った仁はあの丘に咲を呼び出し
なんとプロポーズをします
「私と一緒になってもらえませんか?」
「お断り申し上げます」
愕然とする仁に咲は告げます
「自分の幸せは先生と一緒になる事ではなく仁友堂を後世に残すこと。先生がお戻りになる未来に、私はおりませぬゆえ・・」
「戻らないかもしれないですよ」
食い下がる仁に、仁は必ず戻ると宣言する咲。
「」これからも弟子として宜しくお願い致します
こう言い残し、夕食の支度があるのでと丘を後にする咲
帰り道、恭太郎とばったり。
兄に出会ったことで張りつめていた思いが解放されます
「わたくしだけしあわせになど、なれるわけないではありませんか」
恭太郎の肩を借りて、涙を流す咲なのでした
翌日
仁友堂を後にする龍馬を見送る仁
再び頭痛に襲われます
未来へ戻る前兆なのでしょうか?
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